ダイソーのエポキシ接着剤を徹底解説|選び方から使い方・修理事例まで初心者でも失敗しないコツ

合板にジグザグに塗られた木工用接着剤
金属の接着剤

「エポキシ接着剤をダイソーで買いたいけれど、どの商品を選べばいいのか迷っていませんか?」

100円で手軽に入手できる一方で、性能や使い方、種類の違いなど、気になるポイントが多いのも事実です。

この記事では、ダイソーで手に入るエポキシ接着剤の種類や正しい使い方、他社製品との違いまで、気になる疑問にわかりやすく答えていきます。

目的に合った接着剤選びや活用法を知りたい方は、ぜひ続きをご覧ください。

エポキシ接着剤をダイソーで購入する際によくある疑問と答え

木材と木工用接着剤

ダイソーで販売されているエポキシ接着剤について、購入前によくある疑問とその答えをまとめました。

初めて使う方もリピーターの方も参考になるポイントを押さえています。

対応できる素材の種類

ダイソーのエポキシ接着剤は金属、木材、ガラス、陶器、プラスチックなど、さまざまな素材に対応しています。

用途に合わせて幅広い素材を接着できるため、DIYや修理にとても便利です。

ただし、ポリエチレンやポリプロピレンといった一部の特殊なプラスチックには接着しにくい場合があるため注意が必要です。

購入時や使用前には、使いたい素材に対応しているかパッケージを確認しましょう。

主な用途と活用事例

  • 壊れた陶器やガラス食器の修復
  • 家具や小物の補修
  • アクセサリーパーツの接着
  • 模型やクラフト作品の制作

エポキシ接着剤は高い接着力があるため、日常のちょっとした修理から趣味の工作まで多彩な場面で活躍します。

乾燥後は透明になるタイプも多く、見た目を損なわず仕上げられます。

耐久性と強度

比較項目 エポキシ接着剤(ダイソー) 一般的な瞬間接着剤
接着強度 強い やや弱い
耐水性 比較的高い 低い
耐熱性 高い やや低い

ダイソーのエポキシ接着剤は、乾燥後に高い耐久性と強度を発揮します。

水や熱にも強いので、キッチン用品や屋外で使うものの補修にも重宝します。

ダイソー製品と他社の違い

ダイソーのエポキシ接着剤はコストパフォーマンスが非常に高く、少量パッケージで無駄なく使えるのが魅力です。

他社のものと比べて安価ですが、基本的な接着力や使い勝手は十分に備えています。

ただし、特殊用途や大規模な修理の場合は、用途ごとに最適な専門の接着剤を選ぶことも検討しましょう。

購入時に確認すべきポイント

ダイソーのエポキシ接着剤を購入する際は、いくつかのポイントをチェックすると安心です。

  1. 使用したい素材に対応しているか
  2. 硬化時間や接着時間
  3. 容量やパッケージ形状
  4. 強度や耐水性などの特徴
  5. 用途別の留意点(透明仕上げが必要か等)

裏面の説明書きもしっかり読んで選択しましょう。

使い切れない場合の保存方法

エポキシ接着剤は2液性のものが多く、使い切れない場合はしっかりとキャップを閉めて冷暗所で保管しましょう。

直射日光や高温多湿を避けておくことで品質を長持ちさせることができます。

使用後はノズル部分をティッシュなどできれいに拭いてから保存すると、次回も使いやすいです。

開封後はできれば数ヶ月以内に使い切るのがおすすめですが、未開封であれば長期間保存できるものもあります。

ダイソーのエポキシ接着剤の種類

接着口が見える木工用接着剤のアップ

ダイソーでは、さまざまな用途に合わせて選べるエポキシ接着剤が揃っています。

リーズナブルな価格ながら、金属やプラスチックなど幅広い素材に対応できる実用性の高さが特長です。

ここでは、ダイソーで取り扱われているエポキシ接着剤の主な種類について紹介します。

2液混合タイプ

2液混合タイプのエポキシ接着剤は、A剤(主剤)とB剤(硬化剤)を使用直前に混ぜ合わせて使う接着剤です。

混合直後から化学反応が始まり、しっかりとした接着力が得られます。

家具の補修や金属部品の接着など、高強度が求められる場面で活躍します。

  • 硬化後は非常に頑丈で、衝撃や水にも強い特性があります。
  • 多用途に使用できるため、DIY好きな方にも人気です。

使う量だけ混ぜて使用するため、無駄がありません。

速乾タイプ

速乾タイプは、短時間で接着力を発揮するのが魅力のエポキシ接着剤です。

一般的な2液混合タイプと比べて、施工後の待ち時間が大幅に短縮されているのが利点です。

商品名 硬化時間 容量
エポキシ速乾タイプA 約5分 15g
エポキシ速乾タイプB 約10分 20g

ちょっとした修理や工作など、素早く接着を済ませたい時にぴったりです。

透明タイプ

透明タイプのエポキシ接着剤は、乾燥後に目立ちにくいのが特徴です。

ガラスやクリスタル、プラスチックなど透明素材同士の接着に特に適しています。

接着面がほとんど見えないので仕上がりが美しく、細かな作業やクラフト用途にもおすすめです。

ダイソーならではの手頃な価格で手に入るため、気軽に使えるのも大きなメリットです。

ダイソーのエポキシ接着剤の正しい使い方

造花アレンジと黄色い接着剤ボトル

ダイソーのエポキシ接着剤は、手軽に購入できて幅広い素材に使える便利なアイテムです。

正しい手順とコツを知ることで、よりしっかりとした接着力を得ることができます。

家庭内の修理やDIYにも大活躍しますので、基本的な使い方を押さえておきましょう。

混合の手順

エポキシ接着剤は、主剤と硬化剤の2つの成分を混ぜて使うタイプが一般的です。

まず、使いたい分量だけ主剤と硬化剤を同じくらいの量で取り出してください。

パッケージに小さなカップやヘラが付属している場合は、それらを活用すると便利です。

2つの成分をしっかりと色が均一になるまで混ぜ合わせます。

混ぜ残しがあると接着力が弱くなってしまうので、ムラがないよう注意しましょう。

  • 使用する分だけ取り出す
  • 計量は目で見て同程度に
  • 付属のヘラやカップを活用
  • しっかり混ぜて均一にする

塗布のコツ

混ぜたエポキシ接着剤は、できるだけ早めに使うのがポイントです。

接着する面のホコリや油分をあらかじめ拭き取っておきましょう。

塗布する際は、薄く均一になるように広げていきます。

凸凹部分には少し多めに塗ると隙間までしっかり埋まって接着力がアップします。

重なる面をしっかり圧着し、テープやクランプなどで固定するのも効果的です。

工程 ポイント
表面の準備 汚れや油分を除去する
接着剤の塗布 薄く均一に広げる
圧着・固定 クランプやテープで固定

硬化時間の目安

ダイソーのエポキシ接着剤は、室温(20℃前後)でおおよそ24時間程度で完全に硬化します。

ただし、5~10分ほどで仮止めができるものもあり、パッケージによって硬化時間が異なる場合があります。

使う前に必ず説明書きやパッケージを確認してください。

気温が低い場合は硬化に時間がかかること、逆に高いと早まることも覚えておきましょう。

  1. 仮止め:5~10分(商品により異なる)
  2. 完全硬化:24時間程度
  3. 低温時は長めに待つ
  4. 説明書を必ず確認する

エポキシ接着剤使用時の注意点

大理石背景に置かれた黄色い木工用接着剤

ダイソーで購入できるエポキシ接着剤は手頃で便利ですが、正しく取り扱わないと健康被害や事故につながることがあります。

安全に作業するためには、いくつかのポイントに注意を払うことが重要です。

ここでは、エポキシ接着剤を使う際に注意したい点についてまとめています。

手や皮膚への付着防止対策

エポキシ接着剤は、皮膚に付着するとかぶれや炎症の原因になる場合があります。

直接手で触れることを避けるために、使い捨て手袋の着用が推奨されます。

  • 作業前に必ず手袋を装着する
  • 万が一手についてしまった場合は、速やかに石けんと大量の水で洗い流す
  • 目や顔にさわらないよう注意する
  • 作業終了後は手をよく洗い、保湿することも大切

また、衣服への付着も避けるため、エプロンなどを着用するのもおすすめです。

換気や作業環境の確保

エポキシ接着剤は化学反応を利用して固まるため、作業中に独特の匂いや有機溶剤が発生することがあります。

吸い込むと気分が悪くなったり、頭痛、めまいを引き起こすおそれもあるため、十分な換気を確保しましょう。

環境 推奨度 ポイント
屋外 風通しが良く安全
室内(窓全開) 窓やドアを開けて換気
密閉空間 × 使用は避ける

換気扇を使ったり、扇風機で風通しを良くする工夫も効果的です。

適切な保管場所

エポキシ接着剤は、高温や直射日光を避けて保管することが大切です。

また、子どもやペットの手の届かない場所へ置くようにしましょう。

未使用の接着剤は、しっかりとキャップを閉めて密封し、容器に記載された保存方法に従って保管してください。

保管時のポイントは以下の通りです。

  1. 高温多湿を避けた涼しい場所にしまう
  2. 火気の近くや日光が当たる場所に置かない
  3. 元の容器に入れ、きちんとラベルを確認する
  4. 誤飲・誤用を防ぐために幼児の手の届かない場所に保管する

正しく保管すれば、次に使う時も安心して利用できます。

ダイソーのエポキシ接着剤を使ったアイテム修理例

乾いた接着剤が付着したノズル部分のクローズアップ

ダイソーで購入できるエポキシ接着剤は、手軽な価格ながらもしっかりとした接着力が特徴です。

家庭でのちょっとした修理から、趣味の工作まで幅広く使えます。

ここでは、実際にダイソーのエポキシ接着剤を使った修理の具体例を紹介します。

陶器の欠け修復

お気に入りのマグカップや陶器皿が欠けてしまった時、捨てるのはもったいないと感じたことはありませんか。

そんな時に役立つのが、ダイソーのエポキシ接着剤です。

接着剤を少量混ぜて、欠けた部分にぬり欠片をしっかり押し当てます。

固まるまで数十分放置すれば、見た目も強度も元通りに近い状態を目指せます。

工程 ポイント
1. 欠けた部分をきれいに洗う 油分やゴミを除去
2. エポキシ接着剤を混ぜる 付属のヘラで均等に混ぜる
3. 欠片に塗り部品を接着 ずれないようにしっかり押さえる
4. 固まるまで動かさない 最低でも30分は安静に

プラモデルの補強

細かいパーツが多いプラモデル制作では、パーツの接合部が折れたり緩んだりしやすいものです。

エポキシ接着剤を使えば、通常の接着剤では補強しきれない部分も、しっかり補強できます。

  • 腕や脚パーツの関節部の固定
  • 台座と本体の接合部の強化
  • 破損した突起パーツの再接着

固まるとカチカチになり、重さにも耐えやすくなるので、完成後も安心して飾れます。

家具パーツの接着

椅子やテーブルのパーツが外れてしまった時も、ダイソーのエポキシ接着剤が役立ちます。

特に木製家具やちょっと重さのあるパーツにも使えるため、応急処置としてもおすすめです。

作業前にホコリやゴミを拭き取ってから接着しましょう。

乾燥後は接合部が強くなるため、簡単には外れません。

コストパフォーマンスの面でも、数百円の出費で修理できるため経済的です。

ダイソーのエポキシ接着剤のコストパフォーマンス

木材と木工用接着剤

ダイソーのエポキシ接着剤は、手軽に購入できるだけでなく、コストパフォーマンス面でも魅力を感じる人が多い商品です。

100円ショップという価格設定ながら、日常生活の様々な接着用途に応えてくれるため、DIY初心者からベテランまで幅広い支持を集めています。

価格帯

ダイソーのエポキシ接着剤は、100円(税込110円)が基本価格となっています。

場合によっては容量や性能が高いタイプで200~300円の商品もありますが、ほとんどの商品は110円で手に入ります。

この手軽な価格は、大手のホームセンターや専門ブランドと比べて圧倒的なコストメリットを実感できるポイントです。

  • 110円(税込)商品が主流
  • 一部大容量商品は220〜330円
  • まとめ買いにも適した価格設定

容量

ダイソーで販売されているエポキシ接着剤の容量は、商品によって異なります。

もっとも定番なのは「A剤・B剤」として2本セットになったタイプで、合計10g(各5g)のパッケージが多いです。

また、一部商品の容量の比較を以下の表でまとめます。

商品名 容量 価格(税込)
エポキシ2液タイプ(小) 各5g(合計10g) 110円
エポキシ2液タイプ(大) 各10g(合計20g) 220円
耐熱・耐水タイプ 各8g(合計16g) 110円

用途や修理するものの大きさに合わせて容量も選べます。

1回あたりの使用コスト

1回分の使用コストを計算する際は、必要な量だけを使うことができる点が重要です。

たとえば、10g(各5g)のエポキシ接着剤を1gずつ使う場合、1回につき約11円となります。

同様に大容量タイプではコストパフォーマンスがさらに向上します。

  • 1gあたり約11円程度と割安
  • 一度で使い切らなくてもOK
  • 他社製品と比較して小分けしやすいのが特徴

このように、ダイソーのエポキシ接着剤は「必要な分だけを安く入手できる」という強みがあります。

エポキシ接着剤をダイソーで買うべき人の特徴

接着口が見える木工用接着剤のアップ

ダイソーで手に入るエポキシ接着剤は、手軽さと価格の安さから多くの人に注目されています。

実際にダイソーのエポキシ接着剤を選ぶべき人には共通した特徴があります。

ここではどんな人がダイソーのエポキシ接着剤に向いているのかを具体的に見ていきましょう。

初めてエポキシ接着剤を使う人

エポキシ接着剤を使うのが初めてという方には、ダイソーの商品がおすすめです。

リーズナブルな価格なので、万が一失敗しても負担が少なく、練習感覚で気軽に試すことができます。

ダイソーのメリット 初めての人におすすめの理由
廉価 価格が安いので無駄な出費を抑えられる
手軽に入手可能 近くのダイソー店舗ですぐに購入できる
少量から試せる 失敗を恐れず使用できるので安心

どの商品を買おうか迷っている方も、まずはダイソーのエポキシ接着剤からスタートすれば安心です。

コスパ重視の人

とにかく費用を抑えたい方にとって、ダイソーのエポキシ接着剤は大きな味方です。

  • 100円ショップだから、とにかく値段が安い
  • 少量パックなので、必要な分だけ無駄なく使える
  • 性能も十分なので、コストパフォーマンス重視の方にはぴったり

DIYや修理などで何度も使いたい場合は、費用がかさみがちですが、ダイソーなら気兼ねなくリピート購入もできます。

気軽に試したい人

「少しだけ使ってみたい」「どれくらい接着力があるのか気になる」と思っている方にも、ダイソーのエポキシ接着剤はぴったりです。

専門店で売られている大容量商品は試しづらいですが、ダイソーなら少量パックでお試し感覚が叶います。

気軽に使えるので、手芸や簡単な補修、ちょっとしたDIYにも最適です。

もし使い切れなくても、もったいなさを感じにくいのもダイソーならではの利点です。

エポキシ接着剤をダイソーで買う際に知っておきたいポイントまとめ

木工用接着剤と木材の組み合わせ

ダイソーで購入できるエポキシ接着剤は、手軽に使える便利なアイテムとして人気があります。

低価格で手に入るため、はじめてエポキシ接着剤を試す方にもおすすめです。

ただし、用途や使い方によっては注意が必要な点もあるので、過去の解説で紹介した特徴や使用例を参考に、ご自分の目的に合った商品選びを心がけましょう。

エポキシ接着剤は、強力かつ耐久性が高い一方で、硬化時間の確認や取り扱いの安全面に配慮することも大切です。

特にダイソーなどで取り扱われている製品は内容量が少量の場合が多いため、使い切りやすいメリットもあります。

今回ご紹介したポイントを活かして、賢くエポキシ接着剤を活用してみてください。

金属の接着剤