「お気に入りの革小物が壊れてしまった…」「自分で革製品を補修したいけど、何を使えばいいか分からない」といった悩みはありませんか。
最近ではダイソーでも手軽に手に入る革用接着剤が注目されていますが、種類や使い方、接着力の違いなど意外と知られていないポイントがたくさんあります。
この記事では、ダイソーで買える革用接着剤の特徴や選び方だけでなく、実際の使い方や失敗を防ぐコツまで分かりやすく解説していきます。
あなたの大切な革製品をもっと長持ちさせるヒントを知りたい方は、ぜひ続きをご覧ください。
革用接着剤をダイソーで選ぶポイントと実際の使い方

ダイソーでは身近な価格で手に入る革用接着剤が揃っているため、初めて革細工を始める方や、ちょっとした補修をしたい方にも人気があります。
使い方を間違えなければ、コストパフォーマンス良く日常の革製品のトラブルも解決することができます。
選ぶ時のポイントや、上手に扱うコツを知ることで、より満足度の高い仕上がりに近づけます。
ダイソーの革用接着剤の種類
ダイソーの革用接着剤には、主に「瞬間接着剤タイプ」と「多用途接着剤タイプ」があります。
瞬間接着剤タイプはサッとくっつくので、急ぎの修理や小さい革パーツ同士の接着に向いています。
多用途接着剤タイプは、革を含むいろいろな素材に使えるため、違う素材同士を貼り合わせる場合や、広範囲への接着に便利です。
なかには「布用接着剤」として売られている商品も革に使用できるものもあるので、パッケージの使用用途欄をよく確認しましょう。
選ぶ際に確認すべき接着力の違い
ダイソーで販売されている革用接着剤は、一見どれも似ているように思えますが、接着方式や強度で違いがあります。
例えば、瞬間接着剤タイプは硬化が早く、ピンポイントの接着には強い反面、広い面積や柔軟性が必要な場所にはやや不向きとされています。
一方、多用途接着剤タイプは固まるまでにやや時間がかかりますが、多少厚みのある革でも安定した接着力を発揮します。
- 小物の修理には瞬間接着剤がおすすめ
- 型崩れしやすい部分や広い面積には多用途タイプが安心
- 用途に合わせて粘度や乾燥時間も選ぶポイントです
対応できる革素材の特徴と注意点
ダイソーの革用接着剤は、牛革や合皮、スエードなど基本的な革素材に対応しています。
ただし、オイルレザーやコーティングが強い革、非常に毛羽立ったスエードなどは接着力が弱まる場合があります。
また、水や湿気が多くかかる場所で長時間使用するアイテムには、耐水性の面でやや不安が残ります。
対応素材 | 注意点 |
---|---|
牛革 | 基本的には問題なし |
合皮 | 表面の加工によっては剥がれやすい |
スエード | 毛羽立ちが強いと接着しにくいことも |
オイルレザー | 油分の多さで接着力が弱まりやすい |
ダイソー革用接着剤の具体的な使い方手順
まず、接着面のほこりや汚れをきれいにふき取ります。
必要なら軽くやすりがけをして、表面をあえて荒らすと接着力がアップします。
接着剤を薄く均一に塗り、素早く貼り合わせます。
10~30秒ほど押さえつけて、しっかり圧着しましょう。
乾燥時間は商品によって異なるので、パッケージ記載の時間を守ることが大切です。
完全に乾いたら、余分な接着剤をきれいにカッターや布で取り除きます。
失敗しないためのコツとよくあるトラブル
接着面をきちんと掃除し、乾燥させてから作業を始めることで、はがれを防げます。
多めに接着剤をつけすぎると、はみ出した時に見た目が悪くなったり、皮革の風合いを損なうこともあるので注意しましょう。
また、貼り合わせる前に仮置きして位置をよく確かめておくとずれの予防になります。
トラブル例として、「すぐ剥がれる」「シミができた」「白く硬い跡が残った」などがありますが、接着剤の選択ミスや塗りすぎが原因の場合が多いです。
ダイソー以外の革用接着剤との比較
専門店などで販売されている革専用接着剤は、やや高価ですが、耐水性や柔軟性に優れたものも多いです。
ダイソー製はコストを抑えたい場合や、ちょっとした小物の補修には十分対応できますが、本格的な革細工や高級アイテムには専用のものが安心と言えるでしょう。
使い分けの基準を簡単にまとめると以下の通りです。
特徴 | ダイソー | 専門店 |
---|---|---|
価格 | 安価 | やや高い |
接着力 | 一般的な補修向け | 高品質・長持ち |
用途 | 簡単な修理・DIY | 本格的な制作 |
ダイソーで手に入るおすすめ関連アイテム
ダイソーでは革用接着剤の他にも、作業をスムーズにする便利なアイテムが揃っています。
- ヤスリ:接着前に表面を荒らして接着力アップに役立つ
- ピンセット:細かいパーツを扱うときに便利
- 当て木・クリップ:しっかりと圧着するのに役立つ
- 保護手袋:接着剤が手につくのを予防する
- カッターナイフ:余分な部分をカットできる
これらのアイテムも活用することで、仕上がりがきれいになり、作業の効率もアップします。
ダイソーの革用接着剤を使う場面別活用例

ダイソーの革用接着剤は、手軽でコストパフォーマンスが高いことから、さまざまな場面で活躍しています。
家庭での小さな修理から趣味のレザークラフトまで、用途に合わせて使えるのが魅力です。
ここでは、よくある活用シーンごとに革用接着剤の使い方やポイントを紹介します。
靴やスニーカーの補修
ダイソーの革用接着剤は、靴やスニーカーのちょっとした剥がれやすり減り部分の応急処置に便利です。
たとえば、ソールとアッパーが少し剥がれてしまった場合や、部分的な割れ目に注入して押し当てれば簡単に補修ができます。
(例)
- 靴底と本体のつなぎ部分のはがれ修理
- かかとの内張りの剥がれ止め
- 一部ほころび部分の強度補強
接着剤を塗布後は、しっかりと20~30分ほど圧着することで耐久性が向上します。
簡単な汚れや油分を拭き取ってから使用しましょう。
バッグ・財布のほつれ修理
革製のバッグや財布は、使っているうちに縫い目や端がほつれてしまうことがあります。
そんなときにも、ダイソーの革用接着剤があると重宝します。
しっかりとした粘着力があるので目立たずきれいに補修できます。
以下は主な補修対象とポイントの比較です。
補修対象 | 補修例 | おすすめポイント |
---|---|---|
バッグの持ち手 | 接着で強度を回復 | 糸ほつれも目立ちにくい |
財布の縁 | 角のめくれ修理 | 広範囲でも塗りやすい |
カードケース | 仕切り部のはがれ | 短時間で補修可能 |
補修後は完全に乾くまでしばらく使用を控えましょう。
レザークラフトでの利用
趣味でレザークラフトを楽しむ方にも、ダイソーの革用接着剤はおすすめです。
レザーを組み合わせる際に一時固定として使えば、縫製前のズレ防止にも役立ちます。
レザークラフトでの活用例には次のようなものがあります。
- カードケースや小物作成時の仮固定
- ベルトの端処理や重ね合わせ部分の補強
- アクセサリーのパンチング加工後の端処理
使い方のコツとしては、薄く均一に塗り広げ、貼り合わせた後はしっかりと重しを乗せて圧着時間を守ることが大切です。
接着剤の特性を活かせばさまざまなレザークラフトに応用できます。
ダイソーの革用接着剤を使用する際の安全対策

ダイソーの革用接着剤は手軽に手に入る便利なアイテムですが、安全に使用するためにはいくつかの注意点があります。
接着剤の成分には有機溶剤が含まれていることもあり、取り扱いには十分に気をつけてください。
特にご家庭での作業時は、お子さんやペットが触れないよう配慮することが大切です。
換気と保護具の必要性
接着剤の使用中は必ず換気を行いましょう。
窓を開けたり、換気扇を回して作業スペースの空気を入れ替えることで、有害な蒸気の吸い込みを防げます。
また、皮膚への直接接触を避けるために手袋を着用し、目や口に入らないよう注意しましょう。
以下、作業中に意識したいポイントをリストアップします。
- 作業は風通しのよい場所で行う
- 手袋やマスク、必要に応じて保護メガネを着用する
- 小さなお子さんやペットが近くにいないか確認する
- 使用後は必ず手をよく洗う
手や衣類への付着時の対処法
万が一、接着剤が手や指、あるいは服に付着してしまった場合はあわてず正しい方法で対応しましょう。
手に付いた場合は、まず乾く前にぬるま湯と石けんでやさしく洗い流します。
もし乾いてしまった場合は、無理に剥がさずオイルや専用のリムーバーを使用します。
衣類に付いた際は下記の表を参考にして対処しましょう。
付着部位 | おすすめの処置 | 注意点 |
---|---|---|
手・指 | ぬるま湯+石けんで洗う/乾いた場合はリムーバー | こすりすぎ注意。肌を傷めないように |
衣類 | すみやかに拭き取り中性洗剤で優しく洗う | 無理に剥がすと生地が傷む場合あり |
なお、目や口に入った場合はすぐに大量の水で洗い流し、必要に応じて医療機関を受診してください。
保管と廃棄の方法
ダイソーの革用接着剤は、使用後にしっかりフタを閉め、直射日光や高温を避けて保管することが大切です。
保管場所は小さなお子さんの手が届かない場所を選びましょう。
廃棄する際は、地域の分別ルールに従って処分してください。
具体的には以下の手順で安全に廃棄しましょう。
- 中身を使い切る、または不要分は新聞紙などにしみ込ませてから乾かす
- しっかりとフタを閉めて可燃ごみまたは指定廃棄物として出す
- 容器やパッケージは分別ルールに従い処理
不用意に排水溝へ流さず、環境への配慮も忘れないことが大切です。
この記事の要点と革用接着剤選びのヒント

ここまでダイソーの革用接着剤について特徴や使い方を説明してきましたが、大切なのは用途や仕上がりに合わせた接着剤を選ぶことです。
ダイソーの商品はコストパフォーマンスが良く、ちょっとした補修や手芸には十分な力を発揮します。
ただし、大きな負荷がかかる部分やプロ並みの仕上がりを求める場合は、専用の革用接着剤も検討すると安心です。
接着剤選びで失敗しないためには、用途、乾燥時間、色味や接着力などをよくチェックしましょう。
いろいろ試して自分の手に合うものを見つける楽しさもレザークラフトの魅力のひとつです。
どんな場面でも適材適所の道具選びを意識して、楽しくものづくりを続けましょう。