壁紙の補修に使える100均の接着剤|選び方や使い方・おすすめ商品と失敗しないコツを徹底解説

造花アレンジと黄色い接着剤ボトル
紙の接着剤

壁紙が少し剥がれてきたり、部分的に浮いてしまったりすると「これって自分で簡単に直せるのかな?」と悩んだ経験はありませんか。

実際にプロに依頼すると費用も手間もかかってしまい、ちょっとした補修なら自分で済ませたいという方も多いでしょう。

そんな時に頼りになるのが「壁紙の接着剤を100均で手に入れる」という方法です。

手軽に入手できてコストも抑えられる100均の接着剤ですが、選び方や使い方を間違えると仕上がりがイマイチになってしまうことも。

この記事では、壁紙補修に100均接着剤を上手に活用するためのポイントから、商品の比較や補修のコツまで詳しくご紹介します。

壁紙の接着剤を100均で探す際のポイントと活用方法

木工材料と接着剤ボトル

壁紙が剥がれてきたとき、手軽に使える接着剤を100均で探したい方も多いのではないでしょうか。

100均の商品は種類が豊富で、コストパフォーマンスにも優れていますが、使い方や選び方にはちょっとしたコツがあります。

ちょっとした補修やひとまずの応急処置では100均の接着剤が役立ちます。

せっかくきれいに仕上げるためにも、選び方や補修のコツを知っておくと安心です。

壁紙の剥がれに対応する100均接着剤の種類

100均には様々な種類の接着剤が用意されており、壁紙補修にも使えるものが見つかります。

一般的によく使われるのは、下記のようなタイプです。

  • 液状タイプの多用途接着剤
  • スティックタイプののり
  • 両面テープ(強力タイプや壁用と表示されているもの)
  • 瞬間接着剤(部分的な補修向け)

接着力の強さや乾燥のしやすさなど、用途に合わせた商品が揃っているのが100均の魅力です。

気になるところは、パッケージの使用用途や対応素材をよく確認しましょう。

100均接着剤の選び方

壁紙補修に使う接着剤は、補修する範囲や壁紙の素材によって最適なものを選びましょう。

接着剤の種類 特徴 向いている補修箇所
液体のり 広範囲に塗りやすく、乾きが遅め 広めに剥がれた部分
スティックのり 手が汚れにくく、簡単に均一に塗れる 狭い範囲や部分補修
両面テープ 貼るだけで簡単、乾燥不要 ピンポイントで浮いた部分
瞬間接着剤 強力に接着、高速で固定 ごく小さな剥がれや角部分

補修したい場所の広さや目立ち具合、はがれた面の形状によって、最も合うものを選ぶことが大切です。

100均接着剤を使った壁紙補修の手順

壁紙補修の際は、下記の手順で行うとキレイに仕上がります。

  1. 剥がれた部分のホコリや汚れを軽く拭き取る
  2. 必要に応じて、古いのりやカビを除去しておく
  3. 選んだ接着剤を、壁紙の裏面や壁の補修部分に薄く均一に塗布する
  4. 壁紙を押し付けながら空気を抜くように指でならす
  5. はみ出した接着剤はすぐに拭き取る
  6. 完全に乾くまで押さえるか、テープなどで仮止めする

この手順を守ることで、仕上がりがきれいになりやすいです。

100均接着剤を使う際の注意点

100均の接着剤は手軽ですが、次のような点に注意しましょう。

まず、接着力は本格的な壁紙用のりよりも弱い場合があるので、広範囲の補修や長期的な強度が必要なときは専用の壁紙用のりを検討しましょう。

また、仕様や素材によっては変色したり、壁紙が浮きやすくなることもあります。

壁紙の素材や状態に合わない場合は、目立たない場所で試してから使うのがおすすめです。

接着剤の匂いにも注意しましょう。

作業は換気の良い場所で行うと、より安心です。

100均で手に入る補修グッズとの組み合わせ例

100均の接着剤と一緒に使うと便利な補修グッズも豊富です。

  • ローラー:接着後に壁紙をしっかり圧着できます
  • ヘラ:のりを均一にのばしたり、壁紙の端を押さえるときに便利です
  • 養生テープ:乾燥中に仮止めできます。糊残りも少なめ
  • 除菌シート:貼り付け前の壁面の汚れを落とすのにおすすめ

これらのアイテムを上手に使うことで、仕上がりや作業効率が格段にアップします。

仕上がりを良くするコツ

接着剤を使った壁紙補修の仕上がりを良くするポイントは、数点あります。

まず、壁紙や接着部分をきちんと清掃してから補修することで、接着剤の力を最大限に発揮できます。

のりや接着剤はごく薄く、均一に塗るのがコツです。

空気が入らないよう、貼り付けたあとにローラーやヘラでしっかり押さえましょう。

はみ出した接着剤は乾く前に拭き取ることで、きれいな仕上がりになります。

目立つ場合は、壁紙の柄や質感に合わせて色鉛筆や補修用パッチを使ってなじませると、さらに違和感が少なくなります。

100均で手に入る壁紙用接着剤の特徴

段ボールに接着剤を出す作業

100均ショップでは、壁紙の貼り替えや修復に便利な接着剤が数多く取り揃えられています。

壁紙に適した接着剤もバリエーションが豊富で、用途や使いやすさによって選ぶことができます。

価格が手頃で手軽に試せる点が100均ならではの魅力です。

それぞれの特徴を知ることで、失敗しにくい壁紙DIYが実現できます。

一般用ボンド

一般用ボンドは、紙や木、布などさまざまな素材に使える万能タイプの接着剤です。

壁紙にも対応しますが、接着力はやや強めで、場合によっては壁紙が硬くなったり波打ってしまうこともあります。

水で薄めて使えるものが多いので、作業前に粘度を調整するのがポイントです。

大きな面の貼り付けよりは、端や小範囲の補修に向いています。

特徴 適した用途 注意点
乾きが速い 小さな補修 厚塗りはしない
汎用性が高い シール・紙類 壁紙が硬くなる場合あり

壁紙専用ボンド

100均でも壁紙専用と記載されたボンドが手に入ります。

このタイプは壁紙をしっかりと接着しつつも、紙自体を硬くしたり波打たせたりしにくい成分で作られています。

乾くと透明になるので、仕上がりもきれいです。

初心者にも扱いやすく、失敗が少ないのが特徴です。

  • ムラなく塗れるので貼り直しがしやすい
  • 特殊なにおいが少なく作業しやすい
  • 壁紙の端や継ぎ目の補強にも便利

のりタイプ接着剤

のりタイプの接着剤は、ペースト状や液状で販売されており、ローラーや刷毛で塗布しやすいのが魅力です。

幅広い範囲にも手早く塗布できるため、広い壁面の貼り替えにも向いています。

乾くと半透明もしくは透明になり、仕上がりがきれいです。

湿気を含みやすいので、乾燥時間はやや長めの場合があります。

完全に乾くまで壁紙がズレないように注意しましょう。

スティックのりタイプ

スティックのりタイプは、ペン型やスティック型の容器に入った固形の接着剤です。

直接壁紙に塗りつけて使用できるので、細かい部分や端の補修にぴったりです。

手が汚れにくく、初めての方でも取り扱いが簡単なのがポイントです。

ただし、広い範囲を貼るにはやや不向きで、主に補修や部分貼りに役立ちます。

強力な粘着性を持つものもあり、紙が破れたり歪んだりしないように注意しましょう。

ダイソー・セリア・キャンドゥで購入できる壁紙接着剤の比較

キャップを外した木工用接着剤と木材

100均で手軽に購入できる壁紙接着剤は、セルフリフォームやちょっとした補修に便利です。

主要な100円ショップで取り扱われる壁紙用の商品には、それぞれ特徴やラインナップの違いがあります。

ここでは、ダイソー・セリア・キャンドゥで購入できる壁紙関連の接着剤や補修アイテムについて紹介します。

ダイソーの壁紙用接着剤

ダイソーでは、壁紙の補修や軽い貼り付けに使える専用接着剤が用意されています。

壁紙補修用のりは、パウチ型やチューブ型で販売されているものが多いです。

扱いやすく、必要な分だけを出して使えるため、初めて壁紙を補修する方にもおすすめです。

床や壁、木材など多用途タイプもラインナップされており、さまざまな場面で活躍します。

商品名 容量 特徴
壁紙補修用のり 約30g 細かい部分の補修に便利
多用途接着剤 約25ml 他の素材にも使用可能

セリアの壁紙補修アイテム

セリアでは、壁紙専用というよりも補修や簡単な貼り付け向けのアイテムがそろっています。

コーナーや継ぎ目部分のはがれを手軽に直せる修正用のりが人気です。

  • ピンポイントでの補修に便利な細いノズル付きタイプ
  • 壁紙だけでなく、ポスターや布にも使える多用途のり
  • 乾いた後に透明になり目立ちにくい特長

必要な分だけ少量単位で購入できるため、無駄なく使い切りやすいのが魅力です。

キャンドゥの壁紙用商品

キャンドゥでは、壁紙の補修やDIYをサポートする便利グッズが展開されています。

テープタイプの補修用品や、貼ってはがせるウォールステッカー用の接着剤なども人気です。

特にテープタイプは扱いやすく、細かい隙間や端の補修にも向いています。

わずかな分量で手軽に仕上がるので、初めての方でも挑戦しやすいアイテムです。

100均接着剤で壁紙補修する際の失敗例

大理石背景に置かれた黄色い木工用接着剤

100均の接着剤は手軽に入手できる一方で、壁紙補修に使う際にはいくつかの失敗例があります。

失敗を防ぐためにも、実際に起こりやすい例を知っておくことが大切です。

接着力不足による浮きや剥がれ

100均接着剤の多くは、通常の家庭用クラフトや文房具向けのものが多いため、壁紙専用の接着剤と比べて粘着力が弱いことがあります。

そのため、補修後にすぐ浮いてきたり、時間が経つごとに端が剥がれてしまうことがよくあります。

以下は特に気をつけたいポイントです。

  • 広い面積や重ね貼りには不向きな場合がある
  • 貼り直しが繰り返されるとさらに接着力が落ちることが多い
  • 湿気の多い場所だと、より浮きやすくなる

はみ出しやムラによる見た目の悪化

適切な量を塗るのが難しく、必要以上に接着剤を出しすぎてしまうと、はみ出しやムラが生じやすくなります。

白っぽく固まった接着剤が壁紙の継ぎ目や表面に残ると、補修した部分がかえって目立ってしまうこともあります。

特に100均の接着剤の中には、乾いても透明にならず、跡が残りやすいものがあります。

失敗の原因 発生するトラブル
必要以上に接着剤を塗布 はみ出し・ダマ・手につく
ムラのある塗布 接着箇所の不均一・しわ発生
厚塗りしてしまう 乾燥後の盛り上がり・見た目の悪さ

壁紙の変色やしみ

100均の接着剤の中には壁紙と相性が悪い成分を含むものもあります。

そのため、時間が経つと補修箇所が黄ばんだり、しみができたりするケースがみられます。

特に紙製の壁紙や淡い色の壁紙の場合、このような変色トラブルが目立ちやすくなります。

補修してすぐには気づかなくても、数週間、数か月後に色ムラやにじみとなって現れる場合もあるため注意が必要です。

壁紙の状態に合わせた100均接着剤の使い分け

工具と木工用接着剤の作業風景

壁紙の剥がれや傷みが気になったとき、100均で手に入る接着剤が役立ちます。

壁紙の状態によって使う接着剤や補修方法を変えることで、きれいに仕上げることができます。

ここでは、小さい剥がれ、広範囲の剥がれ、部分的な破れ・穴のそれぞれに適した対処法を紹介します。

小さい剥がれへの対処

壁紙の端が少しだけ浮いてしまった場合は、100均のスティックタイプやボンドタイプの接着剤が便利です。

細いノズルが付いているものを選ぶと、剥がれた部分にピンポイントで接着剤を塗布しやすいです。

  • スティックのり:小範囲ならムラなく塗れて手も汚れにくいです
  • 液体ボンド:ノズル付きなら狭い隙間にもしっかり入り込みます

接着剤を塗った後は、ヘラや指でしっかり押さえて密着させるのがポイントです。

仕上げに上から乾いた布で軽く押さえることで、よりきれいに仕上がります。

広範囲の剥がれの場合

広い範囲が剥がれているときは、100均の壁紙用両面テープが役立ちます。

また、専用の「壁紙用のり」や「多用途接着剤」を利用するのもおすすめです。

比較しやすいように、よく使われる商品を表でまとめました。

商品タイプ 特徴 メリット
壁紙用両面テープ 貼ってすぐ使える・手が汚れない 大きな面にムラなく貼れる
壁紙用のり 液体タイプ・乾きが早め 壁紙の隙間や端までしっかり接着
多用途接着剤 強力粘着・やや粘度あり はがれやすい部分にも対応可能

両面テープは広い面積にも均一につけやすいため、タイル調や木目調の壁紙にも向いています。

仕上げの際には気泡が入らないよう、ヘラやローラーでしっかり押さえましょう。

部分的な破れ・穴への補修

壁紙が破れたり小さな穴が開いたときも、100均アイテムを上手に使えば目立たなく補修できます。

まずは、破れの大きさや形に合わせて補修用シートや補修パッチを選びます。

シートやパッチは裏面に粘着剤が付いているので、破れた部分よりひと回り大きめにカットして使いましょう。

以下はオススメの補修方法の簡単な流れです。

  1. 破れた部分の周りをきれいに拭きます
  2. 補修シートやパッチを破れよりやや大きめにカット
  3. 裏側のテープをはがし、壁紙にぴったり貼り付ける
  4. 空気が入らないようヘラで押さえると美しく仕上げられます

補修後は目立たせたくない場合、周囲となじむ色のペンや絵の具などでタッチアップするとさらに自然な仕上がりを目指せます。

壁紙の補修で100均接着剤を使うメリット

開封された木工用接着剤と接着剤が塗られた板

壁紙の補修を考えるとき、近所の100均ショップで手軽に入手できる接着剤が大活躍します。

小さな剥がれや浮きの補修なら、大掛かりな道具や高価な材料をそろえることなく修理することが可能です。

気になったときにすぐ対応できるという点も、100均接着剤を活用する大きな魅力のひとつと言えるでしょう。

コストパフォーマンス

100均の壁紙用接着剤は、コストパフォーマンスの良さが特徴です。

商品によっては110円という低価格ながら、必要十分な容量が入っているものが多いです。

ちょっとした補修なら、1回の購入で何度も使えることも珍しくありません。

費用をかけずにお部屋の見た目を保ちたい方には最適です。

商品名 容量 価格(税込) 用途
壁紙補修用のり 50g 110円 壁紙の端の補修
多用途接着剤 30g 110円 小さな剥がれの補修

手軽さと入手のしやすさ

100均ショップは全国どこにでもあり、日用品と同じ売り場で壁紙補修用の接着剤を購入できます。

特別なホームセンターまで足を運ぶ必要がなく、少量単位で買えるのも魅力です。

「ちょっとだけ補修したい」という場合にも余分が出ません。

  • 全国の100均ショップで手軽に入手できる
  • 他の日用品と一緒に購入できるので便利
  • 小分けサイズで保管や管理も簡単

DIY初心者でも使いやすい

100均で手に入る壁紙用接着剤は、使い方がシンプルなのもポイントです。

説明書通りに塗布すればOKなものが多く、工具もほとんど不要です。

壁紙用に工夫されたノズル付きのタイプもあり、初めての方でもきれいに仕上げやすくなっています。

自分で壁紙補修を始めてみたい、というDIY初心者にもぴったりです。

自宅の壁紙補修に100均接着剤を活用するアイデア

キャップを外した木工用接着剤ボトル

ここまでご紹介してきた壁紙補修の基本やポイントをふまえて、日常のちょっとした壁紙のはがれや浮きに、100均で手に入る接着剤やアイテムが活躍します。

専門的な道具や高価な材料がなくても、工夫次第で問題を手軽に解決できることがわかりました。

補修作業をはじめてみることで、壁紙の状態を自分で管理する意識も高まります。

100均のアイテムなら万が一失敗しても負担が少なく、気軽にチャレンジしやすい点が魅力です。

「壁紙 接着剤 100均」といった身近な選択肢を取り入れることで、お部屋を長くきれいに保つための第一歩を踏み出せます。

小さな補修を自分で行う習慣は、住まいに対する愛着やメンテナンスの自信にもつながります。

今後も季節や使い方に応じて、便利な100均グッズを上手に取り入れ、お部屋の美しさを保っていきましょう。

紙の接着剤